ロンドン留学の日々

イギリス・ロンドンの生活、文化、基礎知識を綴ります。留学・ワーキングホリデー・移住。

イギリスの地域情報

ロンドン

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ご存知の通り、イギリスの首都であり、世界の都市としても知られているロンドンは、およそ820万人が暮らしており、アート、教育、ファッション、エンターテイメント、スポーツなどあらゆる文化的側面で世界をリードしています。

ロンドンでは、毎月大規模なイベントが行われています。春はイースター、夏はF1、全英オープンなどスポーツ系のイベント、秋はガイ・フォークス・ナイト(花火の打ち上げ)、リメンバランス・デー(戦没者追悼記念日)など歴史的な記念日、冬はもちろんクリスマス、ニューイヤーなど、1年を通して興味深いイベントが目白押しです。

また、ロンドンは人口の半分が移民と言われているほど、多国籍な人々が暮らしています。そのため、民族的なイベント(チャイニーズニューイヤー、カーニバルなど)も盛大にお祝いします。ロンドンほど街を歩いていてさまざまな言語が聞こえてくる都市は他にはないかもしれません。

留学する都市として考えてみると、ロンドンのこうした特徴は、留学先としては理想的と言えるでしょう。アメリカやオーストラリアなど他の欧米圏諸国は日本人が多く、平均して20%程度という学校がほとんどなのです。

それに対して、ロンドンの語学学校は5%~多くて10%という学校ばかりです。またヨーロッパからの留学生が多いので、国籍もバラエティーに富んでおり、ひとつの学校に世界50カ国くらいからの学生が集まっていますので文字通り、世界中に友達が出来ます。

積極的に仲間との交流を図ったり、色んなところに出かけ、色んな人に出会うことで、英語はもちろんのこと、視野もぐっと広がることでしょう。

マンチェスター

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ロンドンからマンチェスターまでは、飛行機でおよそ1時間、列車では2時間10分程度の距離にあるイングランド北部の中心都市です。

マンチェスターは産業革命時に中心的役割を果たし、工業都市として有名でした。しかし、現在はロンドンに次ぐ、金融都市であり、ポップカルチャーの発信地となっています。

街中には小さなライブハウスがいくつもあり、さまざまなジャンルの音楽が聞こえてきます。バンドや音楽好きにはたまらない街といえます。

また、スポーツも盛んで、プレミアリーグで活躍するマンチェスターユナイテッドとマンチェスターシティの2つのビッククラブの本拠地となっています。そのため、語学学校でもサッカー観戦のアクティビティがあったり、サッカーファンには最高の環境ではないでしょうか。

エンターテイメント、スポーツ、音楽など刺激的なものが街中に溢れているので、世界中から若者が集まってきます。エネルギッシュな都会で、いろんな人と出会い、忘れられない経験をしたみたい!という方には大変お勧めの都市です。

気候は、ロンドンよりは寒く、夏でも20℃を下回る日が続くことがありますので、肌寒く感じるかもしれません。冬は日中でも5℃くらいが平均的ですので、防寒できる温かい洋服が必須です。雨は一年を通して多く、傘は手放せません。

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ケンブリッジ

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ケンブリッジはロンドンから電車で北東へ50分の距離にある街です。人口はおよそ13万人でその名の通り、ケンブリッジ大学で大変有名な街です。人口の10%が大学生と言われており、学生の街としても知られています。その為、市内のショップでは学生割引が受けられたり、学校で必要なものは何でも揃いますので、留学生にとっても大変生活しやすいところです。
また、ケンブリッジ大学は理系に強いので、実はハイテク産業の中心地のひとつともなっており、シリコン・フェンと呼ばれていいます。

南から市の中心部を流れるケム川はとても美しく、人々はこの川の恵みを受けて、小麦や穀物を栽培し、発展してきました。「ケンブリッジ」という名前は、ケム川+ブリッジ(橋)からきています。現在も、休日にはケム川をパンティング(ボートでを漕いで川を進む)する人々の姿が見られます。ロンドンとはまた違った、のどかなイギリスが感じられるでしょう。

街は、中心部に大きなメインストリートがいくつかあり、そこに、観光、グルメ、ショッピングがぎゅっとつまっているので、頑張れば徒歩でも半日で十分回れる大きさです。
ケンブリッジ大学は31のカレッジの総称になり、それぞれユニークな造りとなっています。 なかでもキングスカレッジ、トリニティーカレッジ、セントジョンズカレッジなどが観光客に人気があります。

第87回アカデミー賞で5部門にノミネートされ、エディ・レッドメインが主演男優賞を受賞した「博士と彼女のセオリー」のロケ地もケンブリッジです。映画ではセントジョンズカレッジが主に撮影場所として使われています。

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写真:ホーキング博士とジェーンがパーティーで花火を見ているシーンで使われたニューコートです。とっても美しいシーンでうっとりしてしまいます。

その他、ケム川にかかる橋(kitchen Bridge)やトリニティーカレッジでも撮影が行われました。

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「博士と彼女のセオリー」が大好きな方にはもちろん、アカデミックな雰囲気が感じられる街で集中して勉強に取り組みたいという方は是非、ケンブリッジ留学をご検討ください。

ボーンマス

ボーンマスは、ロンドンからは列車でおよそ2時間離れた、イングランド南西部にある海辺の町です。
夏になると、イギリス国内から多くの観光客が訪れる有名なリゾート地でもあります。
ブライトンと比較されることがありますが、雰囲気としましては、ブライトンは若者が多くエネルギッシュな感じ、対してボーンマスはゆったりとした落ち着いた感じがあります。また、ビーチもブライトンが岩浜なのに対して、ボーンマスは砂浜なので、およそ11キロ続く浜辺を歩くのを楽しめます。

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気候は年間を通じて比較的に温暖で、夏の平均気温は12~22℃、冬は1?8℃程度です。また降水量もイギリスの他の都市と比べて少なめになっています。

こうしたのんびりとした雰囲気を持ち、温暖な気候があるボーンマスは、退職したシニアの方から大変人気で移住してくる人々も多いです。ですので、治安はロンドンと比較すると良く、人々も親切でフレンドリーと言われています。

街には、おしゃれなショップやレストランがありますし、郊外に行けばイギリスらしい田園風景が広がっていたり、賞受賞歴のある大変美しい公園があります。また、ウォーター―スポーツも盛んで、海ではボートやウィンドサーフィンなどを楽しむことが出来ます。

毎年8月には、世界でも有名なBournemouth Air Festival(航空ショー)が開催されます。

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10月には、Arts by the sea Festivalが催され、海辺にはユニークなアート作品が並びます。その他にもダンスやお芝居、演奏会や花火などのイベントが1~2週間、毎日のようにあります。

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ボーンマスにはボーンマス大学とアーツ・ユニバーシティ・ボーンマスという2つの大学がありどちらもそのキャンパスは広大です。特にボーンマス大学はイングランド南部で最も規模の大きな大学として知られています。語学教育も盛んなため、留学生向けの語学学校もたくさんあります。静かで落ち着いた雰囲気のあるボーンマスは、腰を据えて勉強するのにぴったりな環境といえるでしょう。

人々の憩いの場、ボーンマスガーデン

 

絵になる夕暮れの浜辺

グラスゴー

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グラスゴーはおよそ58万人の人々が暮らす、スコットランド最大の都市です。
長らくスコットランドの貿易と重工業の中心地として発展してきましたが、現在では若者でにぎわう、文化・芸術・エンタメの街へと変化を遂げました。

グラスゴーには博物館やギャラリーなどたくさんの見どころがあります。中でも、チャールズ・レニー・マッキントッシュ(1868~1928)はグラスゴー出身の建築家で、彼のデザインした作品はモダンで斬新、でもどことなく懐かさが感じられ、世界的に大変高い評価を受けています。そうした貴重な作品がグラスゴーでは至る所でみることが出来ます。

グラスゴー市内は徒歩で回るには大きすぎるので、バスや電車・地下鉄を上手く利用すると良いでしょう。セントラル駅から西がウエストエンド、東がイーストエンドと呼ばれる地区になっていますが、どちらにも観光スポットが点在していますし、歩き疲れたら休憩できるような広々した公園があります。
スタイリッシュなレストランおしゃれなパブ、かわいらしい雑貨ショップ、雰囲気の良いカフェなどはメインストリートの他、少し奥に入った通りにもたくさんあります。
長期の滞在でも飽きが来ない、エネルギッシュな街グラスゴーは留学先としてもおすすめです。学校数はあまりありませんが、その分留学生が少なく、リアルなスコットランド、そして人々を感じられるでしょう。

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イーストボーン

イーストボーンはイングランド南東部のサセックス地方にある海辺の都市です。ブライトンからは31キロ東にあり、ロンドンまでは電車で1時間半の距離にあります。

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イーストボーンには、Beachy Headと呼ばれる海に面したチョーク岩の崖があります。この崖はイギリスで最も高く、海面から162メートルの高さがあり、遠くから見ると白い岸壁が海のブルーとのコントラストでとても美しく神秘的です。実際に登ってみると意外と急こう配で良い運動になります。草花が生えているので、ピクニックなども出来るでしょう。

Beachy Headの東隣には、Seven Sistersという7つの頂を持つチョーク岩の崖があります。絶景が望め、ウォーキングコースとして世界中からたくさんの観光客が訪れます。

こうした自然・美しい景観が魅力の街の主産業は、観光となっており、街の中心部にはビクトリアン調のホテルが立ち並んでいます。また、その恵まれたマイルドな気候と住環境の良さから、年配者がリタイアしたら住みたい街No.1となっています。
あの有名なシャーロックホームズもリタイア先として、選んだといわれています。もちろん物語の中で、ですが。

ブライトンに比べ落ち着いたのんびりした雰囲気があるボーンマスは留学先としてもおすすめです。学校は地域にも密着していることが多いですし、校長先生やオーナーは街の中でも顔が広く、住民は留学生も快く受け入れてくれることでしょう。物価や家賃もロンドンより安く、遊びの誘惑もあまりないので、思いっきり勉学に励むことができるでしょう。

▼イーストボーンの紹介動画です

エディンバラ

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エディンバラはイギリス北部のスコットランドの首都で、グラスゴーに次ぐ第二の都市になっています。

旧市街と新市街の美しい町並みは、ユネスコの世界遺産に登録されており、世界中から観光客が集まります。 エディンバラ城やホリドールハウス宮殿など、有名な観光地だけではなく、街全体が歴史のある建物で溢れています。歩いていると、まるで中世にタイムスリップしたような感覚になるでしょう。

しかし、エディンバラは歴史的には暗い面もありました。18世紀には、人口増加が深刻になり、ヨーロッパでも有数の過密で不衛生な都市となっていました。 その際の名残が今もなお、垣間見えます。 また、かつては魔女狩りや拷問、殺人などの残忍な事件もありました。その為、エディンバラの歴史の闇にフォーカスした、細い路地裏や心霊現象で有名な地下都市を訪れるゴーストツアーも観光客の間では人気になっています。

街自体は、そこまで大きくないので、徒歩でも色んな場所に行くことが出来ることも魅力です。語学学校はすべてシティ中心部にありますので、大変便利な環境にあります。 また、語学学校も例外なく、中世やジョージア朝時代の美しい建物の中にあります。 エディンバラは古城や修道院、教会などヨーロッパの歴史に興味がある方には大変魅力的な留学先です。また、日本人もとても少ない都市ですので、出来るだけ英語環境になりたい、日本人がいない場所がいい、という方にもおすすめです。

カンタベリー

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カンタベリーはロンドンから、列車でおよそ1時間半の距離にあります。

イギリス最大の巡礼地で、世界遺産に登録されているカンタベリー大聖堂があることで知られており、毎年たくさんのキリスト教巡礼者が訪れます。

人口はおよそ4万人と、小規模の街ですが、大聖堂の隣には、世界で最も古い大学のひとつ、キングス・スクールがあります。その他にも、カンタベリー大学を始め、語学学校も多く、学園都市といえるでしょう。街の中心部には、大聖堂を始め、ウエストゲート、ハイストリートなど歴史的な建築物が見られ、道路は石畳だったり、古い町並みがとても美しいです。街を歩いているだけで、中世にタイムスリップしたような気分になります。

しかし、おしゃれなレストランやカフェなどの飲食店も立ち並び、日用品が買えるようなスーパーもありますし、ファッションブランドも多く展開していますので、生活に不便はありません。
古き良きイギリスを感じながら、勉強したいという方にはまさにぴったりの街といえます。

気候は、ロンドンとあまり変わらず、夏は20℃前後で涼しく過ごしやすいです。冬は氷点下まで下がることはほとんどなく、東京と同じくらいというイメージで良いかと思います。

雨の日がロンドンに比べて少なめですので、公園を散歩したり、パンティング(ボート)をしてのんびりするのが休日の過ごし方のおすすめです。

ブライトン

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ブライトンは、ロンドンからは電車で1時間~1時間半程度でアクセスできる海辺の街です。 ロンドンは雨が多いので、嫌、でもある程度都会に住みたい!という方にはぴったりの都市といえるでしょう。ブライトンは、「サンシャインシティ」というニックネームがあるくらい、晴れの日が多く、イギリスでは人気のある海辺の観光地になります。特に夏は大人気で、太陽と海を求めて、外国からだけではなく、イギリス国内からもたくさんの観光客で賑わいます。

日本でいえば、落ち着きのある、湘南というイメージになるかもしれません。

昔は、漁師の街であったのですが、現在はおしゃれなセレクトショップ、カフェ、パブ、クラブが立ち並び、若くて活気のある街に生まれ変わりました。

また、アートも有名で、毎年5月に開催されるブライトン・アート・フェスティバルは、イギリス第2の規模を誇り、開催中は世界中から有名なアーティストが集まります。