ロンドン留学の日々

イギリス・ロンドンの生活、文化、基礎知識を綴ります。留学・ワーキングホリデー・移住。

イギリス人の有給休暇について

日本は世界でも最も祝日が多い国の一つで、年間16日あります。会社員はこうした祝日の連休と有給休暇を数日使って1週間程度の休みを取り、旅行などに行く人が多いように思います。

対して、イギリスは8~10日となっており、少なく感じるかもしれません。

※イギリスの祝日に関しては、こちら

 

祝日が少ないイギリスですが、人事コンサルティング会社「マーサー」が、世界64カ国で10年以上勤務したフルタイム勤務の会社員を対象に有給休暇取得についてアンケートを行ったところ、公休日を除いたイギリスの有給休暇日数は28日で、最も恵まれている国の一つであることが分かりました。

有給休暇は上司や同僚と相談して、同意を得れば1年のうちで好きな時に取得することが出来ます。休暇の期間は個人で差がありますが、平均して2週間程度取得する方が多いそうです。 それを1年に2回くらい、ということですね。

有給休暇中は、メールと電話に自動返信を設定して先方にメッセージを残し、全く仕事をしないのが普通です。

 

イギリスでは有給休暇は権利であり、ほぼ全社員が1年ですべての日数を消化します。しっかりワークライフバランスが考えられているので仕事へのモチベーションも持続できそうですね。

 

ちなみに休暇中の旅行先で、一番人気はスペインだそうです。続いて、フランス、イタリア、またイギリス国内のウェールズのような地方を旅行したいという方も多いようです。


日本では未だに「なかなか有給が取れない」「退職時に有給を消化できない」なんてことがはびこっていて、ブラック企業なんて叫ばれています。日本も欧米の姿勢を見習っていき、有給取得が当然となるように期待したいですね。