ロンドン留学の日々

イギリス・ロンドンの生活、文化、基礎知識を綴ります。留学・ワーキングホリデー・移住。

イギリス留学の魅力

ブリティッシュイングリッシュ

英語はその名の通り、英国(イギリス)の言語です。現在、世界中で英語が共通語のようになっており、英語が母国語の国もたくさんあります。しかし、元々はイギリスからの移民が各国へ移住したことから世界に広まったのです。
本物の伝統的な英語を学びたい、ということであれば、迷うことなく行き先は「イギリス」となるでしょう。
また、その逆ともいえるのですが、イギリス、特にロンドンでは、道を歩いていると様々な言語が聞こえてきます。共通言語の英語はインド訛りだったり、フランス語訛りだったりします。グローバル企業や外資系企業では、英語が母国語ではない者同士でコミュニケーションをとることが多いです。純粋な英語の勉強も大切ですが、色々なタイプの英語を理解できるようになるのも実はとても重要なことなのです。こうした側面からも、イギリスは最適な留学先といえるのではないでしょうか。

国籍バランス

オーストラリアやカナダの語学学校に行くと、クラスに日本人がたくさんいて、ついつい日本語を話してしまい、英語を勉強しに来たのにいつの間にか日本語での生活になってしまった、というような話をよく耳にします。
イギリスは、ロンドンだけでも100以上の語学学校が存在するため、基本的にはどこの学校に行っても、日本人学生比率は10%未満です。また、クラスによっては日本人が自分1人だけ、ということも結構あります。ですので、日本語が使えなくて大変なこともあるかもしれませんが、英語力アップには最高の環境です。
また、留学生はアジアよりも、ヨーロッパや中東からの方が多い為、多国籍の友達がほしい!と思っている方にはまさにぴったりの留学先といえるでしょう。

歴史的な建物と観光

イギリスには世界的にも有名な大学がたくさんあります。オックスフォード大学やケンブリッジ大学は誰もが憧れる、優秀な人材を輩出する学校です。英語教育のノウハウや教授法もイギリスから世界に広まりました。
また、オックスフォード大学は現存する大学の中では、世界で3番目に古く、英語圏では最古の大学です。オックスフォード市内にあるカレッジは、今でも中世の荘厳な雰囲気が漂い、建物自体も非常に貴重な文化財となっています。
イギリスでは、ゴシック様式やヴィクトリア様式の美しい建築物が至る所で見られます。わざわざ博物館に行かなくとも、街全体が博物館のような雰囲気がありますので、歩いているだけで楽しむことが出来ます。
また、スコットランドの方に行くと息を呑むような湖、山々、海岸が広がっています。公共交通機関が発達しているので、留学生も不便なく旅行を楽しむことが出来ます。ユーロスターやLCCもあるので、周辺のヨーロッパ諸国へのアクセスも抜群です。

4つのカントリー

イギリスは4つの非独立国であるイングランド、スコットランド、ウェールズ、北アイルランドより構成されています。それぞれのカントリーは首都を持ち、ロンドン(イングランド)、エディンバラ(スコットランド)、カーディフ(ウェールズ)、ベルファスト(北アイルランド)となっています。
それぞれがアイデンティティを大切にし、独自の伝統と文化を持っています。地域によって環境も、人々の雰囲気も、建物の感じも、そして言語も異なります。語学学校では、複数の都市にキャンパスがあるところもありますので、期間を分けて数か所に留学するというのも可能です。

イギリス人の国民性

イギリス人には、日本人と共通する国民性があります。マナーを重んじ、初対面の人に対しては適当な距離を保ちます。反対方向から歩いてきた人に微笑みかけて、Hiと挨拶するようなことはあまりありません。ですが、一旦親しくなり、信頼関係が生まれれば誠意を持って接してくれます。
また、ロンドンのような国際都市では移民が多い為、外国人に対して違和感を持ちません。ですので、外国人も差別されることがなく、暮らしやすい都市といえます。
反対に、田舎の外国人があまり行かないような地域では、好奇の目にさらされることもあるかもしれませんが、人々は穏やかで優しく、困っていたら助けてくれる親切な人が多いです。また、家の中では靴を脱ぐという家庭が多いですし、プライバシーを大切にして、あまり人に迷惑を掛けないようにするのがマナーとされていますので、日本人にとっては受け入れやすい文化であるといえるでしょう。